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フェットゥチーネ アル ペスト

フェットゥチーネ アル ペスト
フェットゥチーネ アル ペスト
「北のゆめパスタ」
芽室産超強力小麦「ゆめちから」100%使用
フェットゥチーネ アル ペスト

材料
「北のゆめパスタ」(フェットゥチーネ) 140g
 
ペスト(つくりやすい量、2人分以上できます)
バジルの葉(若くて柔らかいもの) ミキサー一杯分
にんにく 1/3片
松の実 軽くひと握り
パルミジャーノ レッジャーノ 30g
エキストラヴァージンオリーブオイル 150~200cc
適量
じゃがいも(メークイン) 1個
さやいんげん 適量

 「フェットゥチーネ アル ペスト」? ん?何、それ(?_?)
 日本風に言うと、ジェノベーゼソースのパスタ。
 「何だ、格好つけて、それなら知ってるよ」という声が聞こえそうです。
 今やバジルはどこに行っても手に入ります。ジェノベーゼソースなんてどこでも作れます。しかし、本場イタリアはリグーリア州、ジェノヴァのバジリコはちょっと違うんです。ジェノヴァの地形と気候と潮風が育て上げたバジリコは、極上のアロマを醸し出す特別なバジリコなのです。
 その中でも「プラ」という町で育てられたものが最高の品質と言われ、保護指定原産地に認定されており、ペストはジェノヴァ人の誇りであります。
 だからといって「プラ」のバジリコが手に入れば、最高のペストが出来るわけではありません。伝統の材料で正しく作られたペストは、キラキラと透明感のある青緑色に輝き、甘やかな香りが人々の心をとらえます。
 そこで今回は、ジェノヴァ人の魂「ペスト ジェノベーゼ」に敬意を表し、彼の地での修行経験のあるシェフに、本場の作り方を教わってきました。しかし、「ローマは一日にしてならず」、写真をみれば理想の出来ではないことがわかりますね。シェフの作ったものは、本当にキレイで、ウットリするようなペストでした☆
 話はそれますが、ジェノヴァと言えば、ボクはいつも「母を訪ねて三千里」の「マルコ ロッシ」くんを思い出します(~_~;)

作り方

1 フェットゥチーネ アル ペスト  松の実は、あらかじめ軽く色づくまでフライパンで乾煎りしておきます。
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2 フェットゥチーネ アル ペスト  じゃがいもは、皮を剥いて拍子切りにし、茹でておきます。
 さやいんげんは、サッと茹でて一口大に切ります。
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3 フェットゥチーネ アル ペスト  粗く刻んだにんにく、松の実、バジル、塩少々を入れ、オリーブオイルを注ぎます。ミキサーで細かくされたバジルが空気に触れると黒くなるので、ミキサーを少しずつ回し、都度、表面に出たバジルをスプーンで押し込みます。
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4 フェットゥチーネ アル ペスト  全体が細かくなったら、ミキサーを止めます。 必要以上に回すと色が悪くなります。
 この時点で、明るい青緑色に仕上がっていれば成功!すりおろしたパルミジャーノを加え、塩で味を調えます。
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5 フェットゥチーネ アル ペスト  ペストをボールに取り、すりおろしたパルミジャーノを加 えて味見し、足りなければ塩を足します。
 ペストが濃すぎるようであれば、パスタの茹で汁を少し加えて延ばします。フェットゥチーネが茹で上がったら、じゃがいも、さやいんげんと一緒に手早く和えます。フライパンで熱しながら和えると、色が悪くなるので避けて下さい。
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 ミキサーにかける時、熱がかかると色が悪くなるので、材料およびミキサーの瓶はあらかじめ冷やしておきます。

 出来上がったペストを保存する場合は、清潔なガラス瓶に入れ、上面にオリーブオイルを注いで空気に触れないようにオイルの膜を作り、蓋を閉めます。時間が経つと、色が悪くなってきますので、数日中に使い切って下さい。


レシピ監修 田口彰太郎シェフ
イタリア料理 「ラ リベラ」
帯広市西6条南5丁目3-5