手作りピッツァ
難易度3
「ナポリピッツァ」! ああ、何ていい響きなんだろう。
でも、ナポリピッツァには、材料、製法、燃料まで細かい規定があり、「真のナポリピッツァ協会」の認定がないと、ナポリピッツァを名乗ることができないそうです。
サックリとした生地の歯切れ、盛り上がった縁(コルニチョーネと言うそうです)のモチモチ感は、指定された材料と400℃以上に達する高温の石釜で一気に焼き上げることで出来るわけです。ではその粉はというと、ヨーロッパと日本では小麦粉の分類が少し違うようです。一般には強力粉のレシピが多いようですが、イメージとしては、もう少し滑らかでのびの良い生地をというと、うどんなどに使われる「中力粉」が近いのですね。また、家庭でもあの食感に少しでも近づけるように、規定では禁じられているオリーブオイルを練り込んで、歯切れの良さを出してみました。
材料
生地
中力粉(芽室産きたほなみ) | 620g |
ぬるま湯(25℃位) | 400cc |
オリーブオイル | 50cc |
ドライイースト(できればピッツァ用) | 20g |
塩(できれば精製度の低い海塩) | 15g |
砂糖 | 5g |
トッピング
トマト水煮 | 適量 |
モッツァレラチーズ | 50g |
バジルの葉 | 数枚 |
オリーブオイル | 適量 |
作り方
1
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ボウルにドライイースト、砂糖を入れ、ぬるま湯を加えます。 |
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2
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表面に細かい泡が十分立ったら、発酵終了(20分位)。 |
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3
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大き目のボウルに中力粉を入れて、中央にくぼみを作り、発酵した2の液を少しづつ加えながら合せていきます。 |
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4
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手のひらで強く押しながら捏ね、生地をひとまとめにしていきます。 |
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5
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台の上に打ち粉(分量外)をし、生地がなめらかになり、手につかなくなるまで強く捏ねます。 |
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6
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捏ね終った生地は、内側に粉を振りかけたボウルに入れて、中央を押してへこませ、ラップをかけて暖かいところで1時間位発酵させます。 |
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7
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ボウルの上まで生地が発酵したら、こぶしで押してガス抜きをします。 |
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8
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打ち粉(分量外)をした台で生地を再び丸め、4等分に分割して丸く成形します。 |
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9
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打ち粉をしながら生地を薄くのばして広げていきます。十分のびたら、縁を残して内側から外側へ生地を指で押さえます。 |
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10
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のばした生地に、つぶしたトマトを塗り広げ、モッツァレラチーズ、バジル(今回は普通のバジルが手に入らなかったので紫)を散らします。パルミジャーノをおろしながら振りかけ、オリーブオイルをまわしかけたら、できるだけオーブンを高い温度にし(今回は300℃)、焼き上げます。 |
お料理のポイント
- 生地が厚いと食感が重くなるので、できるだけ薄くのばして下さい。空中で回す必要はないので(笑)、めん棒を使ったり、手で引っ張ったり、地道に作業をしましょう。
- 今回は、もっとも一般的な「マルゲリータ」といわれるピッツァをつくりましたが、にんにくとオレガノ、トマトソースだけの「マリナーラ」やバジルソースを使った「ジェノベーゼ」などトッピングを替えればいろいろなピッツァがつくれます。