アランチーニ
難易度3
「アランチーニ」とは、・・・一言で言うと「ライスコロッケ」。
イタリアはシチリアやナポリなどの極庶民的なお惣菜で、日本人の感覚では、 じゃがいものコロッケがそれに近い感覚でしょうか。
中身は地方によって様々のようですが、シチリアあたりでは、バールで朝からでっかいお握り型のアランチーニを頬張っている姿もよく見られるそう。
お米も、リゾットやピラフに使うような長粒種ではなく、日本の米のような短粒種を使うので、最も日本人が親しみやすいイタリア料理の一つではないでしょうか。ちなみに「アランチーノ」とは「小さなオレンジ」という意味だそうで、確かそう言われればオレンジに見えてきます(笑)
今回は、「アランチーニ アル ブッロ」と呼ばれる、モッツァレラチーズを中に詰めたものに、特製香草パン粉をまぶして揚げたもの。
サクサク香ばしい衣としっとりとしたリゾット、熱々のチーズがビヨーンと糸を引く、ほら、美味しくないわけがないじゃないですか(^o^)
材料(4個分)
香草パン粉
パン粉 | 50g |
玉ねぎ | 1/8個 |
にんにく | 少量 |
ペコリーノ ロマーノ または パルミジャーノ レッジャーノ |
20g |
好みのスパイス (今回は、粗挽黒こしょう、フェンネルシード、キャラウェイを使用します) |
適量 |
リゾット
米(あまり粘りの強くないもの) | 150cc |
玉ねぎ | 1/4個 |
ブイヨン(キューブ) | 1/2個 |
お湯 | 500cc |
トマトピューレ | 適量 |
ペコリーノ ロマーノ または パルミジャーノ レッジャーノ |
30g |
バッター液
卵 | 1個 |
水 | 大さじ2 |
小麦粉 | 大さじ4 |
詰め物
フレッシュモッツァレラ | 100g |
作り方
香草パン粉を作っておきます
1
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パン粉に、パルミジャーノチーズ、玉ねぎ、にんにくをすりおろして入れ、ハーブ類を加えます。ザッと混ぜ合わせて、バットに広げ、よく乾燥させておきます。 乾燥したら、手で細かくすりつぶします。 |
リゾットを作ります
2
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玉ねぎをみじん切りにし、オリーブオイルを入れたフライパンで、ひとつまみ塩を加えて炒めます。 | |
3
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玉ねぎを炒める音が静かになったら、米を加えて混ぜます。米の表面にオイルがまわり、透明になればOKです。米が爆ぜるまで炒めないように。オイルが足りなければ少し足します。 | |
4
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熱いブイヨンとトマトピューレを加えて、微かに芯が残る程度まで茹でます。 茹でている途中はあまりかき混ぜないようにし、水気が足りなければ、熱いお湯を足します。 茹で上がりが近くなったら、縁が焦げないように静かに混ぜてあげます。 火を止めたら、すりおろしたチーズを加えて混ぜ、必要があれば塩、こしょうで味を調えます。 バットに広げて粗熱を取り、冷蔵庫で冷やしておきます。 |
衣を付けて揚げます
5
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卵と水、小麦粉をホイッパーで混ぜ合わせ、バッター液を作ります。 | |
6
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冷やしたリゾットの中に適度な大きさに切ったモッツァレラを入れて丸めます。 チーズは揚げている最中、漏れ出さないよう、しっかり中に埋め込むこと。 |
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7
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丸めたリゾットをバッターにくぐし、香草パン粉をまぶします。 180℃位の油で(衣を落とすと、ちょっと間があってパッと広がる位)、カリッと濃いキツネ色になるまで揚げて出来上がり。 今回は、皿の上にトマトピューレをのばし、ジェノベーゼ アル ペストを添えてみました。 |