ホエー入りパン
難易度3
リコッタチーズをつくる時にでる、ホエーで練り上げたパン。
これがなかなかうまいんだな!噛み締めると、かすかに口の中で膨らむミルクのコクと甘み。
パンづくりは果てしなく奥が深いですが、深く考えなければ、それなりのものは意外と簡単にできちゃいます。時間だって、こねる時と焼く時に手をかけるだけだから、家で仕事の片手間にチョチョイのチョイ。(慣れればね!)
家にオーブンのある方は、とりあえず尻込みせずにヤッテみよー!!
材料
強力粉 | 400g |
ホエー | 280mL |
ドライイースト | 8g |
砂糖 | 大さじ1 |
塩 | 8g |
オリーブオイル | 適量 |
粗挽き黒こしょう | 少々 |
作り方
生地をこねます
1
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ホエーをぬるま湯程度に温めます。 |
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2
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ドライイースト、砂糖全量をホエー100mLに溶かし、小麦粉50gを加えて混ぜ、温かいところで30分~1時間予備発酵させます。 |
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3
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残りの小麦粉の真ん中を窪ませ、予備発酵させたイースト、残りのホエー(温めて)、塩、オリーブオイル、黒こしょうを入れます。 |
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4
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手早く混ぜ合わせ、ひとかたまりになったら粉(分量外)をふった台の上でこねます。生地が滑らかになり、コシが出てきたら完了。 |
一次発酵
1
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粉(分量外)をふったボウルに、丸めて窪みをつけた生地を入れ、ビニール袋に入れて口を縛り、暖かいところで2倍に膨らむまで発酵させます。 |
成形発酵
1
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一次発酵が終了したら、優しく生地を四角に延ばし、縁を接着させながら1/3ずつ中に折り込みます。 |
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2
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再び生地を延ばして1/2に折り込みます。 |
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3
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端を丸めてパンの形に成形し、粉をふった天板に置き、ビニール袋に入れて、再び2倍になるまで発酵させます。 |
いよいよパンを焼きます
1
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オーブンを250度にセットし、お湯を張った天板を入れて庫内に蒸気を満たしておきます。 |
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2
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成形発酵が終わった生地に、霧吹きでたっぷりぬるま湯を吹きかけ、粉をふるいます。焼いた時、生地が膨らみやすいようにカミソリで切れ目を入れます。 |
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3
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オーブンに生地を入れ、庫内の壁に霧吹きでお湯を吹きかけ、さらに蒸気を与えます。2分後に再び壁にお湯を吹きかけ、5分たったらお湯を張った天板を取り除き、温度を230度に落として表面にきれいな焦げ目がつくまで焼きます。生地が縦に膨れ上がり、切れ目が大きく広がったなら、大成功。 |
お料理のポイント
- 生地の温度を保って、イーストを生かしてやること。発酵に適した温度は25~30度位ですので粉、ホエー、ボウル、こね台の温度が室温になっているように。
温度が高すぎると発酵は早いですが、味わいが薄いパンになってしまうので注意して下さい。
材料の量についてはそれほどシビアではありませんので、生地がべとつけば粉を足せばいいし、固ければ水を足せばいい。イーストが少なくても発酵に時間がかかるだけで、ちゃんと膨らみます。思い通りのパンが焼けるまでは時間がかかるけど、レシピにこだわらず、五感をフルに使って挑戦してみましょう。 - 蒸し時間、焼く温度でも、皮の厚さ、質感、中身の食感などパンは様々な表情を見せます。
これが絶対というレシピがあるわけでなく、いろいろ試して自分だけのパンができたらいいですね。
さて、パンもできたので次はリコッタを使った簡単レシピを見て下さい。