パンナコッタ
難易度2
「パンナコッタ」は、北イタリアのピエモンテ州発祥のお菓子で、日本でもかつて一大ブームがあり、みなさんお馴染みのデザートとなりました。このイタリアンドルチェは、「パンナ」=生クリーム、「コッタ」=煮る、という意味で、生クリームを温めて砂糖を溶かし、ゼラチンで固めただけの極めてシンプルな家庭菓子です。
本場のパンナコッタは生クリームだけで作られますが、日本人は瑞々しさとか滑らかさを良しとする国民です。ここでは、生クリームに牛乳を加えて、ゼラチンも少な目にしたレシピで作ってみます。
北海道も酪農が盛んな土地。地域に根差した、北海道産のパンナコッタを楽しみましょう。
材料(直径6cm、深さ4cmのプリン型5個分)
生クリーム(45%以上) | 200ml |
牛乳 | 100ml |
グラニュー糖 | 30g |
バニラビーンズ | 1/4本 |
粉ゼラチン | 3g |
冷水 | 15ml |
キルシュワッサー | 10ml |
氷水 | ボウル一杯 |
ソース
グラニュー糖 | 75g |
水 | 40cc |
ラム酒 | 適量 |
作り方
1
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バニラビーンズは、莢に縦の切れ目を入れて種をこそげだし、グラニュー糖に混ぜておきます。粉ゼラチンは、冷水に振り入れてふやかしておきます。 | |
2
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鍋に、生クリーム、牛乳、グラニュー糖、バニラの莢の順に入れて火にかけ、縁がフツフツする程度まで温めます。火を止めたら少しおいて、ふやかしたゼラチンを入れて木べらでゆっくり混ぜます。均等に混ざったらキルシュを入れて更に混ぜます。 すぐに鍋を氷水に当てながら、とろみがつくまで木べらでゆっくり混ぜ続け、冷めたらカップに注ぎ分けます。冷蔵庫に入れて、一晩おきます。 |
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3
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鍋にグラニュー糖を入れ、強めの中火にかけます。グラニュー糖が溶け始めますので、ゆっくりと鍋を動かしながら均等に溶かします。この時、決してスプーン等でかき混ぜないでください。 次第に泡が出始め、明るい飴色から色が濃くなっていきます。色が少し濃いめの赤褐色になり、煙がわずかに見え始めたら、濡れ布巾の上に鍋の底を一瞬当てて、熱を止め、すぐに水を入れます。 再び鍋を火にかけ、濃度を調整して火から下ろしたら、ラム酒を加えて混ぜます。 |
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4
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カップを熱湯に浸して温め、皿にパンナコッタを取り出します。カラメルソースをかけて供します。 |
お料理のポイント
カラメルは、火にかけている時点で十分流動性が残っている状態にして火を止めて下さい。
また、水を入れる時に熱すぎると飛び散りますので火傷に注意してください。