アマトリチャーナ
難易度2
アマトリチャーナとは、ローマを代表するパスタの一つです。
玉ねぎの甘味とベーコンの旨み、トマトの酸味とチーズのキレのいいコクが調和した、誰が食べても美味しいと思えるパスタといえるでしょう。
正式な材料は、「パンチェッタ」じゃなく、「グアンチャーレ(豚頬肉の塩漬け、いわゆる豚トロですね)」だとか、チーズは「ペコリーノ ロマーノ(羊乳のチーズ)」だとかこだわりはあるのですが、手に入りにくい場合は、ベーコンやパルミジャーノで代用して下さい。もちろん今回の材料は芽室産の玉ねぎ、にんにくを使い、豚バラ肉も自分で塩漬けしてみました。いや~、これが美味いんだな(^O^)
材料(2人前)
アマトリチャーナ
スパゲッティ(1.9mm) | 160g |
パンチェッタ (豚バラ肉の塩漬け) |
100g |
玉ねぎ | 1/2個 |
トマトホール缶 | 1缶 |
にんにく | 1片 |
トウガラシ | 1本 |
チーズ (ペコリーノロマーノ、なければパルミジャーノで) |
40g |
エキストラヴァージンオイル | 適量 |
塩 | 適量 |
バルサミコ酢 | 少量 |
自家製塩漬け豚(パンチェッタ)
パンチェッタやグアンチャーレが手に入らない場合は、ベーコンで代用しますが、塩漬け肉を自分で作ることもできます。
ただし、生ものを扱うので、新鮮な肉を使用し、器具を消毒するなど、衛生管理には十分すぎるほど気を付けて下さい。
豚バラ肉ブロック | |
海塩または岩塩(精製度の低い粗塩) | 肉の重量の5~8% |
チャック付きビニール袋 | |
バット | |
すのこ |
作り方
アマトリチャーナ
1
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鍋に2リットルのお湯を沸かし、パスタを茹でます(塩は入れません)。 |
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2
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フライパンにオリーブオイルを入れ、刻んだにんにくを弱火でじっくりと炒めます。にんにくが色づき始めたら、2つに折って種を抜いたとうがらしを加え、厚さ5mm位の棒状に切ったパンチェッタも入れて、表面に焼き色がつくまで炒めます。 |
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3
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パンチェッタを炒めたら、玉ねぎを加えて透き通るまで炒めます。 |
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4
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トマトを手で潰しながら加えて、煮込みます。適当な濃度になったら味をみて、必要であれば塩を加えます(パスタに塩を入れていないので、多少濃い目の塩気とする)。味を整えたら、隠し味にバルサミコ酢を少量加えて火を止めます。 |
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5
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火を止めたらすぐにペコリーノ ロマーノをすりおろしたものを加えて混ぜます。 |
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6
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茹で上がったパスタを加え、大きく混ぜ合わせたら出来上がり。 |
自家製塩漬け豚(パンチェッタ)
1
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清潔な台の上で、豚バラブロックにアルコールまたは煮沸殺菌したフォークで全体に穴を開けます。 |
2
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塩を肉全体にまんべんなく擦り込みます。隙間や重なった部分にも行き渡るようにして下さい。 |
3
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チャック付きビニール袋に入れ、冷蔵庫で一晩寝かせます。 |
4
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アルコールまたは煮沸殺菌したバットにスノコを敷き、取り出した肉を置いて、冷蔵庫の中で乾燥させていきます。表面に出てきた水分をキッチンペーパーで軽くふき取りながら、3日以上経てば使用可能です。出来上がってから一週間以内に使い切るようにしましょう。 |
お料理のポイント
手際よく作れば、パスタを茹でるのと、ソースを作るのは同時進行でできますが、自信がない場合、ソースを先に作ってから、パスタを茹でて下さい。この場合、ソースを必ず温めてから、パスタとソースを合わせて下さい。またソースが煮詰まった場合は、茹で汁でのばしてから合わせて下さい。