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カポナータ

難易度2

 「カポナータ」は、南イタリアの料理らしいのですが、たまたま庭のズッキーニとナスが大きくなったのでつくってみました。冷たくて、甘酸っぱい夏の料理ですが、簡単にいえば野菜のトマト炒め煮ですので、難しく考えなくてもありあわせの材料でつくれます。今回はこだわりの手順や味付けを無視して、簡単で誰でも馴染みやすい味に仕立ててみましたので、気が向いたら一度お試し下さい。冷やして食べるとホント美味しいですよ。

材料(4人分)

ズッキーニ 2本
なす 3本
玉ねぎ 1/2個
しいたけ 4枚
バジル 1枝
にんにく 1片
トウガラシ 1/2本
トマトの水煮缶 1カップ
コンソメ 適量
白ワインビネガー 大さじ2
バルサミコビネガー 適量
砂糖 適量
塩、こしょう 少々
エキストラバージンオイル 適量

作り方

1

野菜を一口大に切り揃えます。

2

フライパンにオリーブオイルをたっぷり入れ、刻んだにんにくとトウガラシを弱火で色づくまで炒めます。

3

玉ねぎを加え、透きとおるまでゆっくり炒めます。

4

ズッキーニ、なす、しいたけを加え、炒めます。足りなければオリーブオイルを加えて。

5

火が通ったら、白ワインビネガーを加えてひと煮立ちさせ、トマトの水煮を加えます。バジルと少量のコンソメ、好みの甘さに砂糖を加え、焦げ付かないよう時々かき混ぜながら、弱火で煮込みます。

適度に煮詰まってきたら、塩、こしょうで味を調え、仕上げにバルサミコ酢を少量加えます。
出来上がったら、冷蔵庫で一晩冷やし、味をしみ込ませます。

お料理のポイント

  1. 野菜はこの他にも、セロリ、パプリカなどが使われますが、全部揃えるのは大変なので、私はズッキーニ、ナス、玉ねぎを最低限のセットとしています。もちろん、単品でつくってもいいのですけどね。もしなければ、にんにく、トウガラシ、バジル、ビネガーなんかも無視しても大丈夫。
    でも好みをいうと、これにかぼちゃを加えたものが私のお気に入り。
    甘酸っぱさを含んだズッキーニの微妙な歯ごたえ、とろりと甘さが溶け出すナス、トマト味の内側にほっこりとした甘さを感じさせるかぼちゃ、絶妙なハーモニーで大好きです。
  2. 本当はアクを抜いたり、材料を油で素揚げしてから煮込んだり、おいしくつくるためにはいろいろとすることが多い料理なのですが、家庭で食べるならこれでも十分です。
    味付けはコンソメなんか使わないんだけど、野菜やトマトに力が足りないときは、やっぱり物足りない感じがしてしまいます。
    何事も最初が肝心。初めて食べる人が???とならないように私は補助的にコンソメを使います。おいしい!と思えることが一番大事ですから。

レシピ監修 田口彰太郎シェフ
イタリア料理 「ラ リベラ」
帯広市西6条南5丁目3-5

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