メークインのトマトスープ煮
難易度3
ミネストローネ風ですが、今年のメークインの美味しさをシンプルに生かしてみたくて、再構築してみました。ちょっと酸味のあるスープとともに、口の中でサラリとほどけるメークインの舌ざわりと香りが表現できていればいいのですが、どうかな?じゃがいもは収穫してから倉庫の中で眠っている間に、どんどん味わいが変化していくものです。収穫したての味、年の終わりの味、冬を越してからの味、それぞれの味がありますので、「いもはいも」なんて思わず、熟成してゆくワインを楽しむように、「品種」、「時期」、「調理法」により様々なテイストとテクスチャーを感じてみて下さい・・・なんていうのは似合わないので、田舎者らしく言うと、「いもだって結構んまいんだぞっ!」って感じです。
材料(1人前)
じゃがいも(メークイン) | 小振りなもの4個 |
玉ねぎ | 半個 |
トマト水煮 | 3個分 |
えだまめ | 少々(冷凍品で可) |
パスタ(カッペリーニ) | 適量 |
チキンコンソメ | 1個(キューブ) |
塩、こしょう | 少々 |
オリーブオイル | 少々 |
作り方
1
|
じゃがいもにたっぷりかぶる位の水を入れ、チキンコンソメとホールトマトを手で潰し入れ、弱火で煮込みます。 | |
2
|
アクをていねいに取り、ある程度煮込んでから玉ねぎを入れ、さらに煮込みます。 | |
3
|
じゃがいもの表面が煮崩れるちょっと前に、塩、こしょうで味を調え、パスタを適当な長さに折って入れます。 | |
4
|
パスタがやや固めに煮えたら火を止めます。 | |
5
|
皿に盛り入れ、えだまめを散らし、オリーブオイルを少量、振り入れて出来上がり。 |
お料理のポイント
すべての材料を一番よい煮加減にするには、投入のタイミングが大切。じゃがいもの皮を剥いた場合は、煮崩れしやすいので、早めに他の材料を入れていくこと。もし、じゃがいもだけ先に煮えてしまったら、一度取り出してから、作業を進めましょう。パスタも盛り付けの間に軟らかくなっていきますので、芯が残っている位で火を止めましょう。
色どり、様々な食感を加えるために、えだまめとパスタを浮かべてみましたが、これも発想次第。なくたっていいし、他の材料でもいい。たまたま、めむろでは「えだまめ」が生産されているので使ってみましたが、他にも「キャベツ」もあるし「ゆり根」もある。そうそう、「大根」なんて入れたらどんな味になるんだろ?季節ごとに、おいしいものが、否応なしに穫れ上がってくるから、今度はどうやって料理してやろうかな、と日々、第六感までフル稼働させて楽しんでいる自分がいる。こうしてみると、田舎暮らしもある意味豊かだな、って実感できますよね。いや、実感してもらいたいから、つくり続けることができるんです。